俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2020/04/07(火) 21:05:41.90 ID:dU5Rz+gv0
陽乃「 ……… ふーん。いったいどういう風の吹き回し?」
陽乃さんがなぜか妹ではなく、隣に座る俺の顔をまじまじと見つめる。
陽乃「おやおや、もしかしたら、お赤飯でも炊いた方がいいのかな?」
からかうような露骨な言い回しに、思わず自分の顔が赤くなってしまうのがわかった。
雪乃「ふ、ふざけないで」///
雪ノ下が姉に向けてぴしゃりと言い放つが、その頬もまた赤く染まっているせいか迫力は半減以下だ。
陽乃「別にふざけてなんかいやしないわよ。それにしても、まさか雪乃ちゃんに先を越されるとはねぇ」
やれやれ、と軽く肩を竦め、深々とした溜息混じりに呟いたかと思うと、
陽乃「 ……… やっぱりあの時、ひと思いに押し倒してしまえばよかったかしら」
聞こえよがしにぼそりと不穏なセリフを付け加える。
雪乃「 ……… あの時?」
雪ノ下がきょとんとした表情を浮かべ、次いで突き刺すような視線で俺を睨み付ける。おいよせやめろこっち見んな。
思い当たる節があり過ぎるほどある俺は反射的に顔を背けてその視線から逃れようとはしたものの、
八幡「 ……… ってっ!」
何か言う代わりに思いっ切り太ももをつねられてしまった。しかも姉と同じ場所。姉妹揃って手加減なし。絶対、痣になってんぞこれ。
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