俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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2020/04/06(月) 08:34:54.33 ID:Qd5hvHO10
雪乃「 ……… どうして? どうしてなの? あなたはどうして ………」
まるで幼子のように同じ問いを何度も投げかける雪ノ下に、
八幡「 ………… それは、多分、俺が俺だからだろ」
俺は無意識のうちに、呟きで答える。
恐らく、彼女の聞きたい答えは別にあったのだろう。俺の言うべき言葉も他にあったのだろう。
だが、俺にはそれに応える術がない。
ずっと答えを出す事を先延ばしにしていたのは俺なのだから。変化を恐れて逃げていたのも俺なのだから。
できればふたりとは今までのような関係でいたい。しかし、今となってはそれも叶わぬ夢なのだろう。
だとしたら、例え三人の関係がこれで終わってしまうにしても、せめてこれ以上ふたりを悲しませるような真似だけはしたくなかった。
この期に及んでなお、自分の気持ちを偽っているのは百も承知だ。嘘に嘘を重ねてきたせいで、いつの間にか自分でさえも真実が見えなくなる。
自分に対してだけは決して嘘はつかない。そう心に決めていたはずなのに。それはいったいなんのためだろうか。誰のためなのだろうか。
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