俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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676:1[sage]
2019/07/19(金) 01:34:41.44 ID:U7GVPbHG0

陽乃さんを玄関先まで見送ると、ちょうど、帰って来た小町に出くわす。

小町「あれ、もう帰っちゃうんですか?」

その両手には菓子類の詰まった大きなコンビニの袋。こいつ、俺の金だと思っていったいどんだけ買い込んできたんだよ。


陽乃「ごめんなさいね、また今度時間のある時にゆっくり寄らせてもらうから」

小町「どうぞどうぞ! 陽乃さんなら、いつでも大歓迎です!」

陽乃「ふふふ。ありがと。小町ちゃんたらホントに可愛いわね。もう、食べちゃいたいくらい」

言いながら両手の塞がった小町をそのままぎゅっと胸に抱き寄せる。

小町可愛いという点においては俺も激しく同意せざるを得ない。
もはや国民的妹と言っても過言ではない小町を育てたのは実はワシなんじゃよガハハハとか言って自慢したくなるレベル。
もっとも、育てたのは俺ではなくて親なのだが、俺の記憶している限り小さい頃からほとんど手のかからない子だったのでそれすらも怪しい。

それにしても実の妹に対しては苛烈なまでに厳しいくせに、他人の妹にはやたらと優しいのな。

もしかしたら、ある意味それが彼女自身の代償行為なのかも知れない、――― ふとそんな考えが脳裏を過る。


小町「あわわわ、可愛いだなんてそんな正直な! あ、でも食べるんなら兄の方が超おススメですよ。もう目のあたりから腐りはじめてますけど、お肉は腐りかけが一番美味しいっていうし、今だったら消費期限ギリギリアウトです」

八幡「なんでアウトなんだよ」


小町「それに、今度はうちの両親揃っている時に来てもらえたりするとポイント高いですよ!」

陽乃「そうね、私も常々是非一度、比企谷くんの親の顔が見てみたいと思っていたところなの」


八幡「 ……… それ、明らかに違う意味で言ってますよね?」




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