俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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612:1[sage]
2019/07/13(土) 20:42:03.92 ID:SkCQuLIZ0

八幡「ところで、こんなところで何してんだ?」

留美「セイフクのサイスン ……… の帰り」


……… セイフク? サイスン?

一瞬、言葉の意味がわからなかったが、脳内で咀嚼してそれが“制服の採寸”だと気が付く。 

そういやこいつ6年生だっけか。つまり4月からは当然中学に上がるわけだ。
ホント、余所のうちの子供ってやたら成長早いんだよな。うかうかしているとそのうちに追い越されるまである。いやさすがにそれはない。

見れば返事こそぶっきらぼうだが、少しだけ誇らしげで、それでいて照れているようにも見えないこともない。
そこらへんの思春期の女の子特有の複雑な感情の機微については妹の小町で既に十分慣れている、というか完全に慣らされている俺はシスター・マイスター略してシスマイ。


留美「八幡の ……… お友達?」

八幡「あん?」

小さく俺に向けて問いつつも、その大きな瞳がチラチラと遠慮がちに三浦へ注がれている。

三浦とは夏休みの林間学校の時に会ってるし、忘れたくても忘れられないどころか下手をするとPTSDになりかねないようなインパクトを受けてるはずなのだが、どうやらその事にはまるで気がついていないようだ。
それよりも今は別の事が気になってそれどころではないらしい。




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