俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2017/02/24(金) 01:36:03.83 ID:LmPfWidG0
教室から見える窓の外の景色はひたすら殺風景で、昨年の秋頃までは色づいていた木々も季節の移り変わりと共にその葉を散らし、今となっては見るからに寒々しい姿を晒すばかりだ。
人間だって所詮、地位だの名誉だのその身を飾るものを全て剥ぎとれば、案外こんな風に侘しいものなのかも知れない。ふとそんな事を思う。
ちなみに俺の場合、懐具合も相当寒々しいが、それはオールシーズンだからあまり関係ない。
昼休み、さすがに北風の容赦なく吹きつける屋外でのひとり飯は身も心もキツいので、自席でもそもそと購買のパンを食べていると、
「 ―――――― 八幡?」
びっくう!
背後からいきなり名前を呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん、って俺、ナニ大魔王なわけ?
クラスメートにさえ名字さえも碌に覚えられていない俺のことを名前で呼ぶ人間なんぞ、この世界広しと雖も家族をおいては他に数えるほどしか存在しない。
しかも、ここF組の教室内で俺をその名で呼ぶことが許されているともなれば ――― 、
そう、それはもう言うまでもなく、ラブリー・マイ・エンジェル、戸塚彩加ただひとりのみである。
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