【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】
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◆1WEjI0bkj6
[saga]
2017/03/20(月) 22:19:24.60 ID:xCBcotbM0
ヴォルトが、メンバー達を目隠しとして、こっそりと非常ベルを押すとビル内に大きな音が響いた。
平時であれば、ざわめきつつも店員の案内があるまで動かない客も多かっただろうが、今回は先のエレベーターの故障も相まって
多くの客が不安を感じたようだ。
押し合い圧し合い、というほどではないものの、かなりの人数が下へ降りる階段へと向かった。
そして、ヴォルト達は計画通り、人の流れに乗じて北の階段を下りる。
ヴォルトとジンジャーは先行し、好機があれば追手の念能力者を無力化。
他のメンバーは不測の事態に対応できるように少し遅れて二人を追った。
このビルの階段は、一階毎に途中の踊り場で折り返しながら降りる形式をとっている。
ヴォルトは、四階と三階の間の踊り場で、三階の気配を伺う。
・・・少なくとも階段の周辺は大丈夫のようだ。
電機メーカーの暢気な宣伝音声が響いているのみで、特に異常は感じない。
次に、三階から二階・・・。
先程と同じように踊り場から、二階のフロアを見下ろしたとき、それはヴォルトの目に飛び込んだ。
水色のワンピースに、黒縁の眼鏡、ピンクの花飾りのついた白い鞄。
ブロンズから、聞いた通りの服装をした女性が、こちらに向けて片手でリボルバー式の拳銃を構えていた。
周りにいる一般人の客は、彼女の方をちらりと見るのみで特に驚いた様子はない。
だが、隣でジンジャーが息を飲む音が聞こえた。
【ヴォルトの推理】
『依存ステータス』
知力 4
『補正項目』
なし
目標値 4 >>↓1コンマ一桁
【ジンジャーの推理】
『依存ステータス』
ジンジャーの知力 5
『補正項目』
なし
目標値 5 >>↓2コンマ一桁
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