【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】
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171: ◆1WEjI0bkj6[saga]
2017/02/17(金) 21:12:26.31 ID:uMwffBOB0
その後の、ブロンズの話を纏めるとこうだ。

とある富豪が所有する時価二億円相当の宝石を盗んだのはいいが、運悪く監視カメラに顔写真を取られてしまったらしい。

その富豪は、マフィアとの関連は薄いものの、裏社会とは強い繋がりが有り、殺し屋の集団である金刃会にブロンズの抹殺を依頼した。

ブロンズは、ギリギリの所で追手から逃れ続けていたものの、このままでは殺されるのは時間の問題と悟っていた。

そこに私達、マフィアンコミュニティーからの依頼が持ち込まれたということだ。

ブロンズが、依頼を受ける代わりに、コミュニティーに身柄の保護とヨークシンからの脱出を頼むつもりでこちらに向かっていたが

移動の途中に、追手に見つかって、今ある建物の中に追い詰められている、ということだった。

「分かった。 私たち、ノストラード組の依頼を受けてくれるなら、あなたはもう仲間みたいなものだしね。
今すぐ向かうわ」

「のすとらーど組? いや、もうなんでもいいです、とにかく助けてください。 僕は今、ノクターンビルの中に隠れてるんで」

「了解、電話はこのまま通話中にしといてね」

ちゃっかり、自分達の依頼を受けさせる言質をとった後、ヴォルト達は車に乗り込み、ここから十分ほどの距離にあるノクターンビルへと急ぐ。

「ところで、金刃会ってどんな組織なの?」

他のハンターとの繋がりを、あまり持たなかったせいで、少し情報に疎いヴォルトが車内の者に尋ねた。

「あー、最近名を挙げている奴らでな、世界中の人と金が多く集まる都市を移動しながら、殺し屋稼業で荒稼ぎしてるらしいぜ」

「今日の僕の対戦相手にも金刃会の殺し屋がいたね。 聞いたところによると、天空闘技場の二百階闘士崩れを、何人も雇ってから
業績を伸ばしたって話。 噂では、体に無理やり念を流す方法で希望者を念能力者にしてるとか」

それを聞いたヴォルトは少し眉を顰めた。

「うえぇ、なんって危ないことしてるのよぉ?」

「そうだね、未熟な念能力者が無理にやってるせいで、死亡事故が多数。 念に目覚めたとしても、代償は深刻らしいよ。
 そう考えると、今日戦った彼は、実力はイマイチだったけど、特に後遺症は残っていないみたいだったから、ツイてたんだろうね」

ヴォルトは、受話器を耳に当てた。

「金刃会って組織のことは聞いたよ。 あなた結構危ない橋を渡ってるのね」

「冗談じゃないですよ。 オレも、あの富豪が、そんなにやばい奴だって知ってたら狙いませんって。 と、ところで、もっと急いでくれませんか
 実は、見つかった追手は一人なんですけど、そいつ僕がこのビルに逃げ込んだ後、仲間を呼んでビルの出入り口を全て封鎖したみたいです。
 そんで、今にもビルに突入してオレを探そうとしてるんですよ」


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