【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】
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◆1WEjI0bkj6
[saga]
2017/02/17(金) 20:48:31.47 ID:uMwffBOB0
電話をしてから、二十分が経過したが、以前としてブロンズは現れない。
「遅いわね・・・。 もしかして、すっぽかされたかしら」
「いや、もう少し待ってみようよ。 道が混んでいるだけかも知れないし」
いらつくヴェーゼをなだめるヴォルトだったが、実はヴォルト自身も違和感を感じていた。
電話で話した印象だと、ブロンズは慎重で、神経質な男。
待ち合わせ時間に遅れそうなら、電話くらいかけてくるはずだけど。
そう思っていた矢先、店主の携帯電話から着信音がした。
「ブロンズ様からのようですね」
「ちょっと貸してくれる? 多分私たちへの連絡だと思うから」
そう言ってヴォルトは、電話を受け取ると通話ボタンを押した。
「も、もしもし、さっき話したヴォルトさんですよね?」
電話の向こうからは、ブロンズの慌てた声が聞こえてくる。
「ええ、そうだけど。 慌ててるみたいだけど何かあったの?」
「実はですね、えーと、なんて言えばいいのか・・・、とにかく追われてるんです、今」
追われてる?
ヘマをして、警察にでも見つかったのだろうか。
「落ち着いて、追われてるって誰に?」
「金刃会になんです! と、とにかく、あなた達、僕に仕事を依頼するって言ってましたよね。 なんでもするので、助けてくれませんか?」
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