【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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588: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/03/21(火) 21:55:02.73 ID:1lgU0BZh0

春「…………」

春「引っかからない、か」

春「頑張って迫力出したつもりだったんだけどな」

(春は双葉の頭を軽くポン、と叩くと手を引っ込めた)

双葉「……どういうつもりだったんだ?」

春「彼が止めたら、双葉ちゃんはただ守られるだけの存在ってことだったんだけど」

春「少なくとも彼は、この程度なら双葉ちゃんは躱せるって思ったみたい」

(春がこちらに視線を向けた)

(どこかすねているように見えるのは気のせいだろうか)

春「私もこの程度のことを躱せないようなら、敵に足らない、ただの障害物としか見ないつもりだったけど」

双葉「本当に父親に似てきたな。その上から目線で人を物扱いするところが」

春「そのつもりだった、ってことで許してくれないかな」

双葉「じゃあ、前言撤回してほしい」

双葉「私は一人でも戦える」

双葉「私たちは、対等だ」

春「…………」

春「わかった。それも認める」

春「でも次につまらない態度をとったら、その時は」

春「そうだね、私の考える愉しいことに付き合ってもらおうかな」

双葉「それも“設定”か? 春」

春「“設定”も完璧にこなしたら真実になるんだよ?」

双葉「……回り道した。話の続きさせてもらう」

春「うん。聞かせて」




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