【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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554: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/03/13(月) 20:17:19.95 ID:fAcYjDcp0

 ブーブー、ブーブー、


春「ごめんね」

春「…………」

祐介「どうした?」

春「彼から」

春「『今日で全部決める』」

春「『ルブランで待ってる』って」

春「祐介くん、エスコートお願いできる?」

祐介「俺もいていいのか?」

春「そうだね。あとで祐介くんからも訊いてみた方がいいとは思うけど」

春「祐介くんの役目はきっとそれだから」

春「……やっと終わりにできる」

祐介「…………」

祐介「今の俺に、今の春を描く力がないのが残念だ」

祐介「愛の為に狂おうとする人間というのは、モチーフとして素晴らしいはずなんだが」

祐介「仲間がそうだと、割り切れないな」

春「もう仲間じゃないっていうのは置いておいても、それは人間としては美徳じゃないかな」

春「ただ、そういうものを捨て去ってこそ得られるものって、あると思うんだ」

祐介「美徳が押し込める殻となるのか?」

祐介「俺の美学とは合わないな」

春「そっか。祐介くんの美学は尊重したかったけどね」

春「ただ、破滅の美というのもあると思うよ」

祐介「だろうな。だからこそモチーフとしては否定しない」

祐介「それでも俺の美学には合わない」

春「……これ以上は、八つ当たりになりそうだからやめとくね」

祐介「そうだな。求められない限りは当事者で話を付けてくれ」

祐介「俺には立ち会い位しかできないからな」

春「充分だと思うよ。きっと」

春「あ、さっき買った日本茶淹れようか?」

祐介「そうだな、もらおうか」



 …………

 ………

 ……




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