【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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347: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/17(金) 22:15:27.65 ID:AaGhjJDo0

春「そんなことないよ」

春「だってみんな、私の気持ちわかってくれるでしょ?」

杏「……は?」

春「だって双葉ちゃんに喋ったじゃない」

春「いつ崩れるかわからない曖昧な状況に耐え切れなくて」

春「双葉ちゃんが傷付くってわかってても、喋ったじゃない」

全員「……っ!!」

春「先月の私たちってそんな感じだったんだよ」

春「いつバランスが崩れてもおかしくない状態」

春「だから傷付こうと、どうなるかわからなくなってしまってでも、状況を動かしたくなった気持ち」

春「動かざるを得なくなった気持ち」

春「みんなわかってくれたはずだよ。双葉ちゃんに話すかどうか、ずっと悩んでたんだよね?」

春「私は本当に双葉ちゃんに話す気も深く傷つける気もなかったのに」

春「どうなるのか不安で、それならいっそ双葉ちゃんが傷付いても話すことに決めた」

春「そんな決断をしたみんなが、私のことを自業自得なんて言えるのかな?」

春「いや、みんながどう思うかはどうでもいいかな」

春「ねえ君は言える?」

(春がこちらに冷たい視線を向けてくる)

(目を逸らさないことしかできなかった)

春「ねえ、そろそろいいかな?」


春「私に決めてくれれば、これ以上何もしないって誓うよ」


春「言ったよね。早く決めてくれれば被害は少なくて済むって」

春「君が決めないなら、決めるまで私は続けていくよ」

竜司「……脅しかよ」

竜司「そんなんで嬉しいのかよ……!?」

春「脅しのつもりはないよ、本当にするから」

春「嬉しいのかって言ったらそうだね」

春「結婚相手が既に決められていたあのころと比べたら、私自身が本気で好きな人が傍にいてくれる幸せ」

春「それを考えたら、彼が私のことをどう考えてるなんて関係ない」

春「嬉しいに決まってるじゃない」

竜司「……俺にはわかんねえよ、春……!」

竜司「ずっと話でしか知らなくて、春が変わったって言ってもピンとこなかったけどよ」

竜司「どう考えてもこんなのおかしいだろ!!」

春「竜司くんがおかしいと思っても関係ないよ」

春「どうでもいいからね、そんなの」

竜司「春、てめえ!」

双葉「止めて!!」




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