【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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342: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/17(金) 22:09:06.38 ID:AaGhjJDo0

一二三「ふむ……自分の次の一手ですか」

一二三「…………」

一二三「基本的には、大局を見るという戦略眼が必要になってきますが……」

一二三「それを抜きにしても、勝負というのは相手のペースに乗らないことが肝要になってきます」

一二三「今、あなたが戦っている相手……がいるとすればですが」

一二三「私の経験上、その方は決して勝負に慣れている方ではないと思います」

一二三「慣れているならば、まず自分のペースに乗っていることを相手に知らせないからです」

一二三「自分の有利を悟らせず、相手に調子に乗らせ、背後から叩く」

一二三「本当に強い戦術家というのはそれができるんです」

一二三「筋道というのは隠すものではなく、誤認させるもの……」

一二三「ですから、その問いが出ている以上、あなたは思っているより不利な状況ではない」

一二三「そう考えて大丈夫だと思います」

一二三「相手にペースを知らせてしまっているということは、その方も余裕がない、あるいは勝負に弱い証拠です」

一二三「……状況がわからない以上、これ以上のことは言えませんが……」

一二三「あなたが相手のペースを知っているなら、崩すこともまた可能なはず」

一二三「そしてそこから次の一手を見出すこともまた可能なのです」

一二三「勝負は王手か投了宣言が出るまで分からないもの……」

一二三「最後まで、諦めないでください」

(一二三が微笑んで、そう励ましてくれた……)




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