【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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182: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/10(金) 20:04:30.42 ID:Gke7huEw0

千早「……っ!」

千早「止めてって言ったって」

千早「他にどうしようがあるんですか!?」

千早「このまま黙って皆さんの破滅を見てろって言うんですか!?」

(破滅するつもりはさらさらない)

(千早にも春にも向けて、そう言った)

春「…………」

千早「…………」

(千早がバッグから何かを取り出す――!)

春「……!」

千早「……これ、私の名刺です」

(千早は名刺を春に差し出した)

春「…………」

(春は黙って受け取る)

千早「私は……占い師」

千早「運命を視ることしかできません」

千早「それが、私の唯一の武器です」

千早「……このままではあなたは、あなた方は破滅します」

千早「春さん。あなたは今、女帝の逆位置が出ています」

千早「『精神的に満たされない』と」

春「…………」

千早「もしそれを避けたくなったら、運命を変えたくなったら」

千早「一占い師として、私は全力で運命を視て、どう変わればいいのか」

千早「一緒に考えていきたいと思います」

春「その必要はありません」

春「ですがあなたの武器は、覚悟は」

春「受け取っておきたいと思います」

千早「…………」

千早「失礼します」

(千早は去っていった……)

春「…………」

春「ふう。怖かった」

春「あの人……御船さんも」

春「私と同じように破滅するつもりではいたみたいだけど」

春「私と違って、君を助けるために破滅を選ぼうとしてたね」

春「負けるつもりなんてないけど」

春「みんな、手強いなあ……」

(春は名刺を財布にしまった)

(しばらく井の頭公園を歩き回った……)




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