【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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161: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/09(木) 21:43:18.07 ID:lU3n1otw0

春「双葉ちゃん?」

(きょとんとされてしまった)

春「うーん。結構そのままの意味だよ」

春「君が早く私を選んでくれたら傷は深くならなくて済むし」

春「双葉ちゃんならね、まだなんとか言いくるめることができると思うから」

春「別にね、私はみんなが憎いわけじゃない」

春「傷は浅く済むならそれに越したことはないと思ってるよ」

春「杏ちゃんやマコちゃんにわざわざ先に言ってあげたのもそういう理由」

春「…………」

春「ただまあ」

春「利用することがあるなら」

春「双葉ちゃんは繊細な分、簡単に傷付けることができるよね?」

春「決定的に傷付ければ、もう君たちは私を仲間には見れなくなるよね?」

春「双葉ちゃんが一番、怪盗団を壊すのには手っ取り早いかもね……?」

(昨日よりもぞっとするほど声の温度が低い)

(本気で言っている……!)

春「……わかるかな」

春「私がそういうことが思いつくことのできる人間だってこと」

春「敵に対して容赦するつもりはないから」

春「まあでも、そういうことにならないうちに君が私に決めてくれれば楽なんだけどな」

春「うん、とりあえず双葉ちゃんについては一番最後にしようと思ってる」

春「手っ取り早いのは確かだけど、双葉ちゃんを苛めるのはさすがに後味悪いし」

春「おじ様の印象もあまり悪くはしたくないしね」

春「やっぱり最初は、杏ちゃんかな」

春「マコちゃんは正直、予想よりも反応が鈍かったというか」

春「マコちゃん、女の子としての自分にはあまり自信がないのかな」

春「愛してるならそれ以上の理由はいらないのに、頭がいいと逆にいろいろ考え過ぎちゃうのかな」

春「まあそういう意味でもすぐに行動に動ける杏ちゃんの方だね」

春「とりあえず心を徹底的に折らないとね」

(……止められる気がしないほど、春は軽くかつての仲間に対してそんなことを言う……)

春「もう十分だよね?」

春「ねえ、これからは普通のデートしよ?」

春「疑問にはちゃんと答えたんだし、ね?」

春「ボートもっとスピード出ない? 頑張って!」

(春は自分の知っている柔らかい笑みに戻って、はしゃいでいる……)




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