9: ◆637SXWkvW2
2017/01/28(土) 08:44:55.96 ID:hAQa7uWG0
桐生「生憎、おれは誰かの徽章なんか盗んだ覚えは無い」
桐生「それにこの状況も、元を正せばコイツらが喧嘩を売ってきたのが原因だ」
エミリア「……」ジーッ
桐生「……」
パック「エミリア、その人は嘘をついてないと思うよ。彼からは邪悪な感情を感じられない」
エミリア「……そう。疑って悪かったわ」
桐生「ああ。それより何だ?その喋る生き物は」
エミリア「見てわからないの?精霊よ」
桐生「精霊だと?」
エミリア「私急いでるの。情報ありがとう、じゃあね」
桐生(俺は何も教えてないが…)
桐生「……」
桐生「おいそこのチビ」
カン「ひぃ!?」
桐生「あの娘の徽章とやらの行方に心当たりはあるか?」
カン「あ、あるわけないだろ!」
桐生「そうか…」コツコツ
桐生(ここは情報集めがてら、物探しに手伝ってやるか)
カン「助かった…何だったんだよあのオッサン…」
〜〜
桐生「おいお前」
エミリア「なに?」
桐生「徽章を探してるんだろ?おれも手伝ってやる」
エミリア「結構よ。それにさっき何も知らないって言ってたじゃない」
桐生「……ならこれから俺といっしょに探していけば良いだけだ」
エミリア「うーん…変な人、言って置くけど何のお礼もできないからね」
桐生「ああ構わない。ただその代わりだな」
エミリア「その代わり…なに?」
桐生「この国の事を教えてくれ」
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