55: ◆637SXWkvW2[saga]
2017/02/05(日) 02:40:59.65 ID:yXowHRrC0
エルザ「驚いたわ。確実に心臓を貫いたのに」
桐生「……」コツコツ
桐生はフラフラとした足取りで、胸部にエルザの短刀が刺さったまま近づいていく
桐生「お、お前…だけは…もう…女だろうが…関係ない…」
桐生「終わらせてやるよ」チャキッ
桐生は懐からドスを取り出し鞘を捨て、両手で持ち腰に引き付ける
桐生「ゼェゼェ…」
エルザ「……あなたの腸はきっと極上なのでしょうね〜///」ニヤニヤ
フラフラと近づいてくる桐生に対し、エルザは頬を染めながら桐生を見つめる
桐生「ぐっ…がはぁ…」ガクッ
そしてようやくエルザの懐まで辿り着いたところで、桐生は強い意志を持ちながらも、無常にも膝を落とす
エルザ「無駄よ。私がこれ以上手を下すまでも無いわ」
エルザ「あなたは直に死ぬ」
桐生「ま、まだ…まだだ」ドサッ
カララッ…
起き上がろうと必死に決意するも、体がいう事を聞いてくれない
両手に持たれたドスを床に落し、桐生はうつ伏せに倒れ、血だまりが広がっていく
エルザ「いま仰向けにしてあげるわね〜その極上の腸、見せて頂戴///」
歪んだ笑みを浮かべながら、エルザは桐生の体を仰向けにする
桐生「……」
桐生「俺には…秘策がある」
エルザ「秘策ですって?もう間も無く息を引き取るのに?」
エルザ(でも不思議ね。嘘を言っている風には見えないわ)
桐生「俺は…必ず…」
桐生「必ず…お前を…」
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