安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の十五】
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178: ◆WavyZHXNoU[saga]
2017/01/18(水) 13:46:46.22 ID:JzujBc6WO

 〜MFCG:番組史上最凶の挑戦!まこちゃんって一体…編〜

誠「えー、今日は鳥取県の鳥取砂丘に来ています。どうして、こんなところにやって来たのか。それは、ある番組プロデューサーのふざけた発言が原因でした」

誠「んんっ……ゴホンッ………『まこちゃんさぁぁ〜、世界一過酷な挑戦って知ってるぅ〜?』」←ビミョーなモノマネ(視聴者は知らない人)

誠「俺、『知らないです』。番組P、『じゃあやってみよう、サハラ砂漠240キロマラソン』。俺、『嫌です』。番組P、『成功したら何かご褒美あげる』」

誠「…………事務所に相談してさ、さすがにこれをやるとなったら、何日もサハラ砂漠にいなきゃいけないし、いきなりレースに出るわけにもいかないから事前準備もいるし、難しいよなって」

誠「でも、そしたら…何て言われたと思いますか、視聴者の皆さん。うちの事務所の人、『誠ならできるけえ、やってくりゃあええじゃろう』」

誠「…………………これが……これが果たしてっ、人の言うことでしょうか!? アイドルを何だと思ってるんだ!? ……怒ったんだけどさあ」

誠「………葉子にそのこと言ったらさ? 葉子、『でもまこちゃんだし…』って。そんな一言が出てくるなんて、俺、思ってなかった…」

誠「そういうわけで、鳥取砂丘です。御剣誠、サハラ砂漠のマラソンレースに挑戦します」


誠「………色々させられてきたけど…こればっかりは、何だかなあ…」

誠「そういうわけで、まこちゃんファイトクラブゴールデンっ! サハラ砂漠240キロマラソン走破挑戦が今日から始まります!!」


誠「…………………スタァーッフ、他人事じゃないからな? カメラないところで参加して、それを番組にしようなんてできないんだからな?」

誠「だからちゃんと、俺と一緒に今日からトレーニングするんだからな? 分かってて、番組Pの圧力に負けたんだよな? なっ?」

誠「ディレクターももちろん、一緒にやろうな? なっ? カメラさんと音声さんとディレクターと、俺と、4人でがんばろうな? なっ?」

誠「………嫌な顔しなくても…。俺にだけ辛い思いをさせられないなんて、これまでのこの番組で分かってるだろっ、まったく…」


誠「で、今日はここで何するの…? 砂漠で歩く感覚を身につける? ここを歩けばいい? ………レースで持つことになる荷物と一緒に?」

誠「…………ついでに撮影用器材も? 俺も持つのか、それ? ……………そう…」

誠「まあ、いっか。ご褒美は俺が決めていいんだもんな? 今日はそれ考えながらトレーニングするか! 何にしようかなー?」


TV『やっぱ、御剣山の開拓に必要なものとかが実用的かもなぁ…。うーん………人? スタッフ増員とか? ……ダメそう? そうか…』

零「…………誠さんって……どこに向かってるんだろう…?」

葉子「本人も分かってないと思うな…」

TV『……あ、じゃあさ、じゃあさ。撮影スタッフを手伝わせるために、スタッフ増員が難しいなら、御剣山専門のスタッフっていうのはどうだ?』

TV『視聴者応募とか…仕事の欲しい若手お笑い芸人とか…俺の山に常駐して、一緒に山を切り開いていってくれるような仲間!』

零「………ああいうのって、どうなんですか?」

葉子「いわゆる…素人さんって人はテレビ的に考えると、色々と気を遣ったりすることもあって、ちょっとねっていう時もあるんだけど…」

TV『それも難しい? じゃあ、そうだなー…。あっ、じゃあ、MFCGにさ、うちの事務所の誰かを準レギュラーみたいにして、御剣山開拓を手伝ってもらうとか』

TV『ギャラとかちょっと安くしてくれ、って俺から事務所に頼み込むからさ』

葉子「恐ろしいこと言ってる…」

零「採用されても僕じゃありませんように…」

TV『え? それなりに皆、忙しそうだからそれも難しい? そうかぁー……。じゃあ……そうだっ、じゃあ日当払って作業してもらうのはどうだ?』

TV『例えば…働きたいのに仕事がないって人とか、就労経験がないままニートしちゃってるような人とかならさ』

零「そういう人が果たして…見るからに重労働なことをしたがるのかな……?」

葉子「でもまこちゃん、この番組で前にニート更正とか、引きこもり更正とかやってきたからね…」

TV『それも難しそう? うぅーん……でも人手が欲しいんだよなあ…。何かいい案ないかな…?』

零「どうしてそこまで人手にこだわるんだろう…?」

葉子「基本的にあの山、スタッフさんとまこちゃんしか作業をしないから、工期が長引いちゃってしょうがないんだって」

零「工期…」

TV『分かった! じゃあ、御剣山を里山テーマパークみたいにしちゃって、遊びに来た人に――って、そこまでやるのにまず人手がいるか…色々整えたりしなきゃだし…』

葉子「そもそも…それは遊びにくるわけじゃないと思う…」

零「誠さんって………何なんだろう…本当に………」



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