楓「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝後編】
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◆AyvLkOoV8s
[saga]
2017/07/30(日) 09:48:30.56 ID:xM7A3UPr0
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美嘉『アタシ達には親がいないってとこは、莉嘉から聞いてるんだっけ?』
美嘉『莉嘉がまだ覚えてるか覚えてないかくらいの時に、お父さんとお母さんが殺されちゃって』
美嘉『アタシは莉嘉を連れて逃げられたんだけど……それまで割と良いとこ住んでたのに、一気に家なしになっちゃってさ』
美嘉『その時、ここを見つけて2人で暮らすようになったの』
美嘉『で、アタシがアイドルになっていいとこ住めるようになったから、ここを引き払ったんだけど』
美嘉『割と住みやすいとこだったし、家のない子供見つけたらここを紹介するようにしてたんだ』
美嘉『あとは、たまに本読んであげたりご飯の探し方教えたり、プレゼント贈ったりするためにたまにここに来てる』
美嘉『本当はウチに連れてって面倒見てあげたかったけど……流石に危なくて、できなかった』
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「美嘉ちゃん美嘉ちゃん! これは何て読むのー?」
美嘉「んー? これは……『あじさい』」
「これはー?」
美嘉「『しぐれ』……かな」
「じゃあこれー!」
美嘉「なんとか、あめ……ゴメン分かんない。今度莉嘉に聞いてみる」
蘭子「えっと……『しゅうう』、です」
「しゅうう?」
蘭子「う、うん。急に降り出す雨のことで……」
美嘉「へー、蘭子ちゃんすごいじゃん★ こんなムズい漢字読めるなんて!」
蘭子「ど、読書は好きだから……」
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美嘉「さっきはありがとね、蘭子ちゃん。蘭子ちゃんに教えたい事があって来たのに、逆に教えられちゃうなんて」
蘭子「ど、どういたしまして……あの、美嘉ちゃん?」
美嘉「ん? どしたの?」
蘭子「その……美嘉ちゃんの『教えたい事』って……?」
美嘉「……それはね」
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