楓「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝後編】
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111: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/03/05(日) 10:47:36.86 ID:QEuJG5m20

みくが346プロを知ったのは、適当に友達付き合いしてた人間たちにライブに連れていかれた時だったよ。

その時みくは中学生だったけど、アイドルなんて見たくもなかった。

だってライブに出てるアイドルなんて、人間ばっかりなんだもん。

ここに"喰種"の居場所はないって、言われてる気分になるんだもん。

でも、断る理由がうまく思いつかなくて……ご飯の匂いで満ちてるライブハウスに嫌々ついていくしかなかった。



だから、こんなこと思ってもいなかったの。

まさか、出てるアイドルの半分から"喰種"の匂いがするなんて。



ライブが終わった直後、いてもたってもいられなくて、正体を隠すことも忘れかけて、舞台裏に乗り込んじゃった。

真っ先に目についた"喰種"のプロデューサー……今のPチャンにしがみついて、


みくもアイドルにして。

舞台のみんなみたいに、みくも輝きたいの。


…って涙ぐみながら駄々をこねてた。


Pチャンはみくのこと分かってくれて、あとでシンデレラプロジェクトに入れてくれたけど……

Pチャンもスタッフの皆も、困らせちゃったよね。

あの時はごめんね、Pチャン。


…あと、初めてのお仕事の時も……本当にごめんね。



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