3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/08(日) 23:41:15.11 ID:tTAn3URP0
◇◇◇
モニターの中では、『島村卯月』が歌っていました。
ステージ中の歓声を集めて、愛をこめて希望の歌を歌う。
それは、『島村卯月』にとって当たり前のことでした。なにせ、彼女はアイドル。それも、その頂点に立つ『シンデレラガール』に選ばれたのですから。
「……じ、自分で考えて、恥ずかしい……」
顔から火が出ちゃいそうなくらい恥ずかしいです。
でも、シンデレラガール……本当に、私はシンデレラガールになれたんだ。
『多くのファンから一番輝いていたアイドルと認められた存在――それがシンデレラガール』
アイドルを始めた時、プロデューサーさんからそう言われたときは、遠い存在だと思っていました。
正直なことを言えば、今でも実感はありません。ただ、私は頑張ってアイドルをしていて、気が付けばその称号を貰っていました。
それでも、たくさんに人に認められた。何にも持っていないはずの私が輝いていると言ってもらえたのは、とっても嬉しいです。
自惚れるのはよくないですけれど、自信をもってもいいですよね?
だって。私はシンデレラガールだから。
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