327: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/07/02(日) 04:40:58.94 ID:iaJnyYBd0
ドンドンドン
須藤「誰かいるんですか!?出てきなさい!!」
ドアからノックの音がした後、ライトを持った男が店内を覗いていた。
店内の入り口は一つしかなく今にも入ってきそうな男から隠れるのは不可能だと判断し
アリスは男の指示通りに店内から出ることにした。
男は警察手帳を見せて自分の正体を明かした。
男の名は『須藤 雅史』N市の刑事である。
須藤「大きな物音が聞こえたから来てみれば、貴女はここで何をしていたのですか?」
アリス「それは……不審な人が店に入っていくのを見たので追跡を……」
須藤「そうですか。そういう事は我々警察の仕事です。二度とこんな危険な事はしないように」
アリス「はい」
須藤「では、貴女のお家まで送りますのでお名前と連絡先と住所を教えてください」
アリス「大丈夫です。私は魔法少女なので一人で帰れます」
須藤「はいはい、魔法少女でも何でも未成年がこんな時間帯でうろついていれば補導されるんです」
須藤「疑いたくありませんが、貴女がこの店で何をしていたか詳しく知る必要があるんですよ。早くお名前を」
アリス「私の名前はアリス……ハードゴア・アリスです」
須藤「ふざけないでちゃんと答えてください」
アリス「いいえ、ふざけていません」
須藤「……まぁいいでしょう。連絡先と住所は?それは真面目に答えないと保護者の方々に厳しく言ってもらうように忠告しますよ」
アリス(魔法少女の正体を知られる訳には行きません。このまま帰りましょう)
アリス「それは教えることが出来ません。失礼します」
須藤「あっ、こら、待ちなさい!全く……」
アリス(契約者に出会ったことをスノーホワイトに伝えなきゃ)
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