スノーホワイト「ファブが逮捕された?」
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280: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/07(水) 16:33:54.93 ID:KH9ZSJdJ0
橋の下


真琴「おっちゃーん」

おっちゃん「おう、まことちゃん久しぶりだなぁ」


マジカロイド44こと安藤真琴は久しぶりにホームレスのおっちゃんの所へ戻ってきた。
普段と変わり映えしないおっちゃんの姿に真琴の顔に安堵の笑みがこぼれる。


真琴「最近は結構忙しくて中々会いに行けなかったのよね」

おっちゃん「そうかそうか。真琴ちゃんが相変わらず元気で良かった」

真琴「それにしてもおっちゃん、何の写真を見てたの?」

おっちゃん「女房と娘さ。どうだ、女房も娘も美人だろ」

真琴「確かに、おっちゃんには勿体無いくらい綺麗じゃん」

おっちゃん「はっはっは!言ってくれるじゃない」

真琴「よりを戻したいって思ってる?」

おっちゃん「……まぁな。その願いを叶えるにはまず仕事を見つけないといかねえけどな」

真琴「おっちゃんなら良い仕事見つかるって、じゃあ私、そろそろ行くね」

おっちゃん「おう、またな」


夢の世界


中年男性「……なんだここは?」

ねむりん「やっほ〜、魔法少女のねむりんで〜す」

中年男性「魔法少女?こんなくだらん夢を見るとは俺も疲れてきたか」

ねむりん「むう……魔法少女はくだらなくないよ!皆に夢と希望を運ぶ素敵なお仕事なんだから」

中年男性「それがくだらないと言っているんだ。世の中は競争だ。誰かを蹴落として生きているんだ」

ねむりん「争うよりも皆で仲良く協力し合って生きた方が楽しいと思うけどな〜」

中年男性「そんなおめでたい思考を持った甘ちゃんが利用され淘汰されるんだよ」

中年男性「現に俺は、沢山の人間を利用してここまで上り詰めてきたんだ」

ねむりん「それだけ偉くなれたのなら今度は皆を助ける側に回ってもいいんじゃないの?」

中年男性「足りるかよ。権力、財力、暴力、力はいくら増やしても多すぎる事は無いんだよ」

ねむりん「その生き方って辛くならない?いくら強くなっても皆に嫌われたら悲しいよ」

中年男性「それは社会の負け犬の発想だ。他人に憎まれる事を恐れていたら人の上になんて立てんよ」

中年男性「これ以上、お前と話す事は無い。さっさと消えろ」

ねむりん「……分かったよ、じゃあね」




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