254: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/04(日) 16:35:43.78 ID:HFSz1lMJ0
ラ・ピュセル「ま、マジカロイド……」
マジカロイド「何デスか?」
ラ・ピュセル「また、便利な道具を出してよ……フェニックスに、勝ったようにさ……」
マジカロイド「幸運100倍ドリンクデスか?嫌デスよ!!あれ飲んでから一週間ほんと酷い目にあったんデス」
トップスピード「そう言わずに……頼むよ……」
スノーホワイト「お願い……このままじゃ街の皆が……」
マジカロイド(街の人達……父さん、母さん、おっちゃんが……)
マジカロイド「何でワタシが他人何かの為に……!!今回っきりデスよ!!」
N市の住人達の命がサバトによって奪われる。
自分さえ助かればいいと考えていたマジカロイドだったが
親しい人達の顔が脳裏に浮かんだ瞬間、動かずにはいられなかった。
マジカロイド「ゴクゴクゴク!!一週間どころか一か月分の運もあげちゃうからお願い!!」
マジカロイド「この状況を何とか出来る道具を出して!!」
出てきたのは歪な形をした短剣だった。
とても切れ味が有る様には見えない形状と言えるが
マジカロイドはそれを気に掛けるよりも早く説明書を読んだ。
名称はルールブレイカーで『刃で突いた対象のあらゆる魔術を破戒することができるよ』と書かれている。
ルールブレイカーを持ったマジカロイドはすぐに飛び、巨大な魔法陣に向かう。
マジカロイド「うおおおおおおお!!!!」
マジカロイド「これでどうデスかぁああああ!!!!」
ルールブレイカーで魔法陣を突き刺した。
刺さった個所から亀裂が走り、それが魔法陣全体へと広がっていく。
パリンと魔法陣が砕け、日食が収まり、サバトは消滅した。
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