118: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/03/31(金) 04:04:08.11 ID:B8XPwOb20
ファズ「あいつの目的はファントムの殲滅ではない。賢者の石だ」
メアリ「賢者の石だって?」
ファズ「それさえあればあいつは願いを叶える事が出来る」
メアリ「それでどんな願いを叶えようって言うんだい?」
ファズ「その願いは……くだらない。本当にくだらない願いさ」
ファズ「あいつは自分の娘を生き返らせたいんだとよ」
メアリ「世界征服でも無く永遠の命でも無く、娘の命とは随分とまぁ甘い願いだねぇ」
ファズ「ああ、だからこそ自分の娘を何とも思わないあんたこそ!!」
ファズ「白い魔法使いの願いを踏みにじるのに相応しい存在だと確信したのだよ!!」
メアリ「だったら今始末しちまった方が速いんじゃないのかい?」
ファズ「白い魔法使いの力は強大だ。殺すにはタイミングが必要だ。それに……」
ファズ「ただ殺すだけでは私の憎しみは消えない。あいつにはあと少しで賢者の石が手に届きそうな所で」
ファズ「横から掻っ攫い、希望から絶望へ叩き落して殺害してこそ、私の復讐が完遂するのだ!!」
メアリ「あんたは一体何者なんだい?そこまで白い魔法使いを目の敵にするなんてさ」
ファズ「私は被害者だよ。奴のせいでこんな体にされたのさ」
メアリ「へえ、じゃあさ。その白い魔法使いをぶっ殺したら賢者の石はどうするんだい?」
ファズ「好きにするがいい。私は奴に復讐さえ出来ればそれでいい」
メアリ「そうかい」
ファズ(嘘だけどなぁ。私が電脳世界の神として君臨する為に賢者の石は利用させてもらう)
ファズ(本来ならケイネスしか使えないマスター権限だがシステムは既に掌握済みで私が自由に使う事が出来る!!)
ファズ(魔法少女達が歯向かった所で私の指示一つでいつでも命を奪うことが出来るのだ!!ははははははは!!)
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