109: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/03/26(日) 23:11:46.06 ID:yDBXins50
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ラ・ピュセル「小雪ぃ……小雪っ!!」
白い魔法使い「下がっていろ」
ラ・ピュセル達の前にテレポートした白い魔法使いがスノーホワイトに向けて手を差し出した。
するとスノーホワイトの傷は見る見る内に塞がり、彼女は意識を取り戻した。
スノーホワイト「……あれ?そうちゃん?」
ラ・ピュセル「小雪……よかったぁ!!」
ラ・ピュセルは目を覚ましたスノーホワイトの体を抱きしめた。
照れも恥ずかしさも何もない。
小雪が生きていて良かったと心の底で想ったからこその抱擁である。
その気持ちはスノーホワイトの心にも聞こえていて
心がとても温かい気持ちになった。
スノーホワイト「そうちゃん……」
ラ・ピュセル「小雪……」
シスターナナ「ありがとうございます白い魔法使いさん。私達の治療をして頂いて」
白い魔法使い「いや、私が来るのが遅かったせいで君達に怪我を負わせることになって済まないと思っている」
白い魔法使い「君達は私の『希望』なのだ。生きていて本当に良かった」
プリズン「……一つ気になったんだが」
白い魔法使い「何だ?」
プリズン「ラ・ピュセルがファントムと戦った時、急激に力を引き出せた理由が知りたい」
アリス「私も気になります」
白い魔法使い「それはスノーホワイトを想う意思だ」
シスターナナ「意思ですか?」
白い魔法使い「そうだ。大切な人を想う意思が大きければ大きいほど、力を引き出す事が出来るのだ」
プリズン「なるほど、だから剣で貫かれたスノーホワイトを見て、ラ・ピュセルはこれほどの力を……」
白い魔法使い「君達はもっと強くなれる。これからもファントムと戦い、街の平和を守ってほしい」
シスターナナ「もちろんです。それが魔法少女の使命ですから」
白い魔法使い「では私は引き続き、ワイズマンの調査を続ける。さらばだ」
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