156: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/04/23(日) 20:46:04.42 ID:5HbT9nK2O
下村「いま自覚してないとすると『幼少期からずっと』ということになります。長期間干渉しあわないまま過ごした結果、彼と黒い幽霊のリンクは、極めて不安定なのかもしれません……例えるなら、電波状況の悪いところで通話する感じでしょうか。ですから、いずれは彼らを攻撃する可能性が……」
戸崎「いまは?」
下村「え?」
戸崎「いまはどこで何をしている」
下村「いま、ですか……その……」
戸崎は口を閉ざし、冷たく沈黙したまま下村の答えを待った。下村はやがて遠慮がちに言った。
下村「戸崎さんを、見てます」
一瞬、戸崎の眼が丸くなり驚きを現した。首を少し後ろに引き、ガラスと眼の距離が離れた。
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