ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!」 キョン「憤慨してみたり」
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340:名無しNIPPER[saga]
2017/04/27(木) 18:11:24.06 ID:toBd8Njk0

古泉「情報生命素子なる異性体が増殖。ルソー氏に感染し、発症した……」

古泉「ですが、なぜこの情報生命素子地球にいて、なおかつ犬に寄生したのでしょう?」

朝倉「大方、元々の宿主だった珪素構造体が地球の引力に導かれ落ちてきたってトコね」

長門「元々の宿主は大気圏突入時の摩擦熱で消滅したが、情報そのものである情報生命素子は物質にはとらわれない」

古泉「初めから姿が無いわけですしね。その落ちてきた場所があの散歩コース周辺だった、と」

朝倉「犬に寄生したのは珪素生命体の持つネットワーク構造と犬類の脳内神経回路がたまたま類似していたから」

古泉「しかし、元の宿主と同じようにはいかず、犬たちは衰弱してしまった……」

長門「情報生命素子の目的は思索メモリの増大」

古泉「なるほど。一匹の犬では珪素で構成される生命体のネットワーク構造を再現できないということですか。しかし……」

朝倉「ええ。もちろんそれはあと一匹、二匹増やしたところで変わらない。なんなら地球上の犬全部でも足りないわ」

古泉「ならば……やはりオカルトではないですか。とんでもないことですよ、これは」

朝倉「オカルト? どうして?」

古泉「彼は僕にこの件に関してはオカルト要素は全くない、と断定したのですが……」

古泉「朝倉さん。この情報生命素子こそ、我々人間が幽霊であるものの正体なのではありませんか?」

朝倉「これは……違うんじゃない? だってこれは元々存在しない、見えないものなわけだし」

古泉「であるならば、我々有機生命体。知性や意識のあるものの肉体が滅んだあと」

古泉「この珪素構造生命体共生型情報生命素子に該当するであろう、僕たちの魂の存在」

古泉「あなたたちならば、知りえるのではありませんか? この魂の行方を」

朝倉「えっ!? ええーっと……そうねぇ……うーん」

古泉「肉体が滅んでも精神は存在する……これが事実であるならば今まで築き上げた人類の倫理観や宗教観が一変―――」

キョン「チェスト」ビシッ

古泉「あうっ……」クタァ

朝倉「キョ、キョンくん!? 何やって……」

キョン「いいか、朝倉。答えにくい質問が来た時の対処法はこうやって質問者の意識を奪うか」

長門「禁則事項……と答えるか」

キョン「どっちかにしとけ。真面目に答えてたら人類史にとんでもない影響を与えることになるぞ」

朝倉「あ、あはは……以後そうするわ……」


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