286: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2017/12/31(日) 23:02:01.75 ID:tgL1bz3k0
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南一局ニ本場
桃子(よし、トップになった……)
配牌は五向聴。和了るのは難しそうだが……桃子は自嘲気味に笑う。
桃子(和了るのを諦めた私ほど、厄介な存在は無いっすよ)タン
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佳織(うん、良い感じ……)
タンピンドラ2のテンパイ。
佳織(リーチかけたいなあ……でも、この捨て牌だと待ちがバレちゃうかも)
リーチをかければ出和了りは難しくなる……最近はそういうことにも気が回るようになった。
佳織(確実に和了りたいし、ここはそのまま!)タッ
桃子「……」トン
マホ「……」タン
佳織(あ、マホちゃんの……惜しいところ……)
あまり警戒されていないようだ。リーチを我慢した甲斐があった。
智美「これ……通るかー?」ワハハ
佳織「あ……智美ちゃん、それロン――『無理っす』……え?」
ユラッ
智美「……振り込んだかと思ったけど、モモが切ってたか」フゥ
桃子「正解っす……同巡フリテン、かおりん先輩はその牌で和了れないっすよ」ユラッ
佳織「っあ……」
佳織が改めて河を見ると、確かに桃子が最後に切った牌は智美と同じだ。
マホ「まさか……狙って?」
桃子「さあ、どうっすかね。……かおりん先輩、手は倒してないし、特にデメリット無しの続行でどうっすか?」
佳織「……えっ、あ、あぁうん。ごめん、それで……良いです……」
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智美「ツモ。三暗刻、南、ツモで2200-4200だ」パラ
佳織「あう……先にツモられた……」チャラ
桃子(さすがに私も、ツモは防げない……)チャラ
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