108: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/01/08(日) 22:22:59.26 ID:ZkcsownO0
――――
優希(リーチか……)
透華「ふむ……」つ三索
優希(ん……通ったか)チャッ
そして優希も、テンパイ。
優希(対面の捨て牌を見る限り……余ったこの牌は通りそうだじょ)
しかし、東場――自分のホームとはいえ、衣のリーチは充分な脅威でもある。
優希(ここはリーチせず、様子見で行くじぇ。この牌は今、暗刻だから、これを通せばオリる時も楽になる)つ七筒
――――
衣(む……この気配、ユーキも張ったか)
京太郎「……」チャッ
衣(リーチをかけていないから、定かではないが……。もし張っていたら、大体、満貫か跳満といった所か)
京太郎「……」トン
透華「それ、ポンですわ!」タン
衣(ん、もしやトーカも張ったか……?)
優希の気配に紛れて分かりにくいが、自分の感覚は今までほとんどハズれた事はない。
衣(まあ、安手だろう。それよりも――)
今の鳴きで、本来は衣がツモる筈だった牌が優希に流れた。
優希「……」チャッ
衣(さあ、どうする?ユーキ……)
優希「……」つ三索
手出しの現物。
衣(これはオリたか。気配も弱くなったし……)
京太郎「……」トン
衣「……」チャッ
衣(三筒か……。やはり、あの透華のずらしが効いたか)トン
優希「ロン!平和ドラドラ、6100だじぇ!」
衣「……!」
345(赤)m456789s45(赤)77p ロン3p
衣(……なるほど、気配が弱まったのは衣の和了り牌を取り込んで打点が下がったからか。
テンパイを崩したのではなかった……)
気配の変化に注目しすぎて、絶対値を見誤ったのだ。
衣(しかし、仮にそうだと気付いていても、既にリーチをかけていたからな……)
そこでふと、違和感を覚える。
衣(待てよ、あのポン……)
優希「よし、ニ本場だじぇ!」
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