118: ◆2Yx/dlBGBk[saga]
2016/12/20(火) 16:40:00.97 ID:Mu3vlFUJO
優花里「……あの、気になったのですが」
麻子「なんだ秋山さん」
優花里「私達を助けてくれた時、天井ぶち抜いてましたよね?どうやったかM3まで持ち込んでましたし……あれ、地上への道を作ってしまったようなものじゃ……」
エリカ「あんたバカ?それくらい考えてないわけないじゃないの」
優花里(むかっ)
まほ「すまない秋山さん。君達のことはとりわけ良く聞いてるから。こいつ嫉妬してるんだ」
エリカ「ちっ、違います!!」
麻子「大丈夫だ秋山さん。抜かりない。私達はゴキブリが絶対通れないブロックを通って内部に入ってきた。帰り道、覚えてるか?」
みほ「……?」
優花里「絶対通れないブロック……そっか!!」
麻子「ああ、巨大冷凍庫だ」
優花里「なるほど……さすが冷泉殿です!」
みほ「ふぇ、なんで?」
麻子「ゴキブリは寒さに非常に弱い。そしてうちは航行中に海産物を獲って保存する用にバカデカイ冷凍庫を備えている。あいつらが外に出るには必ずそこ……それも、あの巨体で天井を這ってでなければならない」
麻子(……そのはずだ)
そど子「一応穴はみんなを引き揚げたあと簡単に、シートと金属板でぴっちり塞いでおいたけど、有り体に言えば物理的には不可能でしょうね」
みほ「な、なるほど」
優花里(こ、この際修繕費と電力消費量は気にしないでおきましょう。私は助けられた身ですし、何も言えません……)
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