【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた
1- 20
63: ◆oUKRClYegEez
2017/02/11(土) 20:26:29.52 ID:v+y7baiA0
 風呂で汗を流し、食堂で夕食を食べた後。

颯汰「おおーっ」

 俺と颯汰は、三平のハンモックに揺られていた。

洸輝「というか、なぜハンモック?」

三平「いいだろ、別に。なんとなく好きだからだよ」

 FCに関してその気持ちがわからないでもないから、俺はそれで納得する。

洸輝「颯汰、いいか?」

颯汰「あ、うん。どうぞ」

 颯汰がそろっとハンモックから降りる。

 わかってはいたけど、二段ベッドの上からつるされたハンモックは、床から結構な高さになる。

洸輝「よ……っと」

 そして、ふと違和感があった。

 ハンモックは、俺は初めての経験だ。

 なのに、なぜか……これに似た感覚を知っている。

 空中で、ゆらりと揺れる……。

 そう思った瞬間、電撃が走ったみたいに俺はすぐ、仰向けに寝ていた状態からうつ伏せになり、手を飛行姿勢のように広げた。

洸輝「……これ、似てるかも……」

 たしかにハンモックの性質上、浮いているという感覚はないし、下に自分を支えるものがあるから圧迫感はある。

 でも、方向転換の時みたいに体重をかければそっちに、僅かだが揺れるし、なにより足のついていない状態で三次元的に近い動きができる、というところが、ハンモックとグラシュの飛行でとてもよく似ている。

洸輝「なあ、三平」

三平「なんだよ?」

洸輝「これからもちょいちょい、借りていいか?」

三平「ん? 別にいいけど……」

 グラシュを使わない、飛行練習。

 もしかしたら……もしかしたらだけど、俺は画期的な方法を見つけたかもしれない。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
228Res/187.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice