3: ◆bc/r3Xere9tM[saga]
2016/11/27(日) 22:32:42.78 ID:bFmTbSJN0
それはある夜のこと。暗闇に覆われた鎮守府に響き渡るのは夕立の嬌声。いつもと変わらない夜。
そこに二つ、鎮守府内を蠢く怪しい影があった。
陽炎「悪いわね。付き合ってくれて」
浜風「いえ。私も興味がありましたので」
陽炎「1人だと勇気が出なくて……」
浜風「確かに……。まさか提督の私室に潜入するなんて」
陽炎「司令が会議でいないからね。今しかチャンスがないのよ」
浜風「全く……。深刻な顔で頼み込んでくるから何かと思ったら……」
陽炎「し、仕方ないじゃない!」
浜風「ところで、一体なぜ潜入を? 長い付き合いなのだから、本人がいる時に堂々と入ればいいじゃないですか」
陽炎「こっちにも都合があるのよ、都合が」
浜風「あまり深く聞かない方が良さそうですね。……おっと、そうこうしているうちに着きましたよ」
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