559:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 00:33:33.65 ID:4qTeTbufO
魔女「辿ってきた道は、この炎が記憶してるはず……」
ボゥッ…ボッ…ボッ…ボッ……
魔女「ほら、あれが炎が辿ってきた道。足跡みたいになってるでしょ?」
盗賊「ああ、これなら流れを掴めるな。うっし、やるか」
魔女「どうする気? やっといて何だけど、これ全部は流石に……」
盗賊「大丈夫だ。見た目は派手だし魔力も凄えが、流れが掴めりゃ大したことはねえ」
盗賊「魔核が魔力を放ってやがるんだ。なら、元ある魔核に魔力を詰め込めば何とかなる」スッ
ズズ…ズォォォォォ……
魔女「(凄い。吹き荒れる魔核に魔力を…)」
魔女「(流れが見えているにしても、これはかなり繊細な作業のはず。いつの間にこんな……)」
盗賊「後は引き寄せるだけだな」
魔女「引き寄せるって…あんなに暴れ回ってるのをどうやって……」
盗賊「まあ見てろって、何とかするからよ」
魔女「(何だろ、この感じ…盗賊の何かが変わった気がする。何かあったのかな……)」
盗賊「……絶世の鬼女、鬼妃よ。十二単の山の姫よ。微笑み引き寄せ生き血吸え」
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