494:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 21:42:05.80 ID:tf4rbj+qO
僧侶「千霊の剣」
僧侶「これは貴方のような悪魔にのみ、救われぬ存在にのみ行使することが出来る」ヂャキッ
精霊「(なんて趣味の悪い)」
精霊「(刀身は血液。おそらく、完全種の血液を練成して造り出したもの)」
精霊「(名の通り、千の完全種から生み出したのかしら。あれに刺されたかと思うと気分が悪いわ)」
精霊「(外傷は大したことはないけれど、内側から破壊されていくのが分かる)」
精霊「(魔力分解、肉体構成への干渉…人間を無理矢理完全種に作り替ーー)」
僧侶「貴方に、神の赦しは得られない」
精霊「ふ、ふふっ…赦しなど求めたことはないわ。それより、あなたは自分を許せる?」
精霊「人殺し。法衣をまとった殺人者、神を信じながら魔を行使する者」
精霊「幾多数多の矛盾に満ちた歪みの塊。それでも尚、自分を肯定出来る強さがあるのならーー」
ザンッッッ!! ドサッ…
僧侶「………………」
精霊「……貴方に…神など必要ないでしょう……」
674Res/446.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20