423:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 22:34:23.80 ID:JycQbLx1O
剣士「でも、これを逃せば次はない」
剣士「全ては運命に囚われたまま、誰もそれに気付くことなく生きていくことだろう」
剣士「救世主の再臨、人と魔の戦争、魔神族の滅び。そして、人の世に千年の平和が訪れる」
剣士「これが、これから起きるであろう出来事。運命によって仕組まれた歴史」
剣士「絶望はそれを防ぐ為に戦っている。いや、滅ぶわけだから防ぐとは言えないか……」
剣士「きっと、自分が倒される為にある存在だなんて認めたくないんだろうね」
盗賊「……襤褸の野郎じゃななけりゃ、その運命ってのに抗えねえのか?」
剣士「君は頭の切り替えが早いね。今の話を信じるのかい?」
盗賊「信じるかどうかは問題じゃねえ」
盗賊「ただ、あんたは意味のねえことを口にするような男じゃねえ。違うか?」
剣士「…………」
盗賊「なあ、さっき言ってた『君達になら』ってのはその話と関係あんだろ? 話してくれよ」
674Res/446.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20