413:名無しNIPPER[saga]
2017/01/28(土) 00:00:03.52 ID:3hl5eRsgO
魔女「……あの、そんなこと出来ますかね?」
魔導師「大丈夫だ。お前の炎ならば『傷を癒せる』。彼等の為に涙を流した、お前にならな」
魔導師「だから、今は待つのだ。耐えて待て。その時が来るま……ん?」
魔女「……あれは、魔導鎧? 南都の方向へ向かってる。でも何で……」
魔導師「弟子よ、魔導鎧は大尉の指示無しでは行動は出来ない…だったな」
魔女「隊長の専用機ならわかりませんけど、その後に造られた機体は指示がなければ動かないはずです」
魔女「でも、こんな時に国境を越える指示を出すなんて一体何が……」
魔導師「そうせざるを得ない『何かが』あったと見て間違いはないだろう」
魔導師「我等が見えている舞台の裏側で、何かが動いているようだな」
魔女「舞台の、裏側……」
魔女「何だか凄く嫌な予感がします。上手く言えないですけど……」
魔導師「……ああ、私もそう感じるよ」
魔導師「どうやら止まっているわけにもいかないようだ。弟子よ、南都へ向かうぞ」
魔導師「魔王が勇者と合流するまで、もう少し時間が掛かりそうだからな……」
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