【ラブライブ!】スクールアイドルを始めるらしい
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195: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2018/01/15(月) 05:11:34.17 ID:kP9MRK6k0
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早めにお昼を済ませて一年生の教室が並ぶ階へ。
第一、第二、第三と校舎がある我らの高校は第一に昇降口、職員室や事務室、三年生の教室。その奥、第二校舎に二年生の教室。更にその奥、第三校舎に一年生の教室……といった具合の、年齢が上がるにつれて歩く距離を減らしていくシステム。
ただ科学室や音楽室などは第二第三にあるため、ご年配に優しいのは登下校のみ。はてには体育館、グラウンドは小さな川を挟んで向こう側と、優しいのやら優しくないのやら。
中途半端な都会田舎な高校はその辺も曖昧である。
深羽「さてと……どうする?」
お昼休みということもあって、廊下は賑やかだ。
ガヤガヤと騒がしい中、階段の踊り場で私たちは小さく固まって作戦会議。この場所で勧誘……あらゆる方向から人目があって恥ずかしい。昨日は同じ目的の人が何人もいたけど、今日はそうでもないし。
芽衣「まずはコレ」
と、芽衣が手にしていたダンボールの板――に付いていた紐を私の首にかける。『スクールアイドル部 部員募集 集え挑戦者』……やたら暑苦しいフォントで書かれた看板である。
晴香「……こ、こんなので集まるの?」
芽衣「フッ、大丈夫」
心配そうに見る晴香に、芽衣はクールに微笑む。小さな子供が背伸びしたかのような仕草に、頭を撫でたくなる衝動に駆られた。ぐっと我慢我慢。
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