【ラブライブ!】スクールアイドルを始めるらしい
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140: ◆XxLp/boApQ[saga]
2017/03/06(月) 11:15:24.12 ID:LW7Mo8Dn0
芽衣『過去へ未来へ今へ――この声はどこまでも響くんだ』

 光輝くステージの中。彼女は生徒達の視線を釘付けにさせるお姫様のように綺麗で可愛くて、とておも同級生のように思えなくて。私と晴香が見ている先で、彼女はあっという間に新入生たちに囲まれた。

晴香「これがアイドル……」

 私も同じようなことを呟いていたかもしれない。まさかプロではなく、素人同然の高校生にアイドルのすさまじさを思い知らされるとは。

深羽「……って、私たちも勧誘しないと」

晴香「あっ! そうだねっ」

 見事なパフォーマンスを披露した芽衣は新入生に質問攻めにされている。一人では対処しきれないだろうし、私たちも手伝わないと。
 急いでビラを手に。芽衣の元へと向かっていく私たち。

深(それにしても……)

 さっきまで見向きもされなかったのに、こうも変わるものなのか。
 それも見向きされない理由が何かあったはずなのに、だ。興味がないだとか、そういう理由ではなく『係わりたくない』明確な理由がある様子だったのに――まったく、芽衣の情熱には恐れ入る。
 これならよく分からない事情も越えて、本当に部を新設できるかも……。

晴香「……? 上級生?」

 小走りで人だかりへ向かっていたそんな最中、晴香がふとそんなことを呟いた。
 私は後ろを振り向き晴香の視線を辿る。斜め前――ちょうど芽衣らから横に離れた位置を見ると、

深羽「あれ?」

 そこには二人の生徒がいた。制服の具合に見た目の年齢。見るからに新入生ではない。視線を真っ直ぐに向けて人だかり、芽衣らの方へと歩いている。
 私は彼女らに見覚えがあった。


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