【ラブライブ!】スクールアイドルを始めるらしい
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117: ◆XxLp/boApQ[saga]
2016/12/18(日) 23:46:09.57 ID:kBlbzY1g0

 ○

 本来二年生と三年生は休みのはずの入学式。
 けれども私が学校に行くと、意外にも生徒達の人数は多かった。

深羽「それもそうか……」

 朝。半笑いの母に見送られて登校し、いつものように教室へ向かう私。たった数日前は縁すらなかった、青春の雰囲気漂う賑やかな校内を歩きながら私はひとりごちる。
 入学式。帰宅部の在校生には何の関係もない日だが、部活をやっている人間にとってこのイベントはとても大切だ。
 なにしろ勧誘ができる一番早い日なのだ。今年一年部がどうなるかがかかっている日と言っても過言ではない。賑わって当然。

深羽「新しく部を作るなら尚更、だね」

 無論、スクールアイドル部その2にとっても重要な日だ。
 今日は特に何をするかとか聞いてなかったけど、きっとあの行動的な芽衣なら何か考えていることだろう。期待しておこう。

 文化祭のような浮かれた空気をひしひしと感じつつ、ようやく教室の前に。

深羽「……」

 今日、この日を逃せばスクールアイドル部その2を作ることは難しくなる。不安と期待。緊張してしまう自分を追い払うように頭を振り、私は勢いよくドアを開いた。

芽衣「お。おはよう」

晴香「おはよう、飛島さん」

 教室の中は学校の活気に反して二人しかいなかった。落ち着いて挨拶してくる二人に私は安堵する。ちょっと肩の力が抜けた気がした。

深羽「おはよう。早いね、二人とも」

芽衣「まぁね。色々やることはあるし」

晴香「私は暇で……」

 机を二つほどくっつけて、その上に先日のポスターやビラを広げている二人。勧誘の準備はバッチリって感じ。
 あとは……ん? なんか衣装みたいなものが……。



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