【安価】 緑谷「いともたやすく行われる」  俺「えげつない行為」
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195:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 17:34:16.10 ID:zADFYx8h0

ドッコオオオッ!!!



横から正体不明の衝撃を受ける。



何とか反応した左腕はぐしゃっとひしゃげて折れていた。 壁際に吹き飛ばされ、背中から壁に激突する。



振り回していたと言えど、 エコーズで死角を見張っていたはずなのに。 全く持って視えなかった。



飛鳥「う・・・・・ああ・・・・・・・」ドサッ



薄れゆく意識の中、俺のいた場所に立つ黒い肌の大男と、まるで錆びたかのように色をなくし、固まり死んでゆくエコーズが辛うじて見えた。








天哉「緑谷君っ!!?」バッ



砂藤「なん・・・だ? 何が起こったんだ・・・!?」



突如、広場から接近してきた黒い肌を持つ大男。 土煙をあげながら、何かを殴ったような姿勢でその場から・・・もとい、緑谷君の



いた場所から動こうとしない。 そしてその男の視線の先には、左腕がつぶれ、壁にぶつかり、もたれかかるような姿勢で気絶している緑谷君の姿があった。



芦戸「緑谷ーーー!!!」ダッ



13号先生を診ていた芦戸君が、焦って駆け寄ってゆく。



天哉「ダメだっ!!!! その男の前に立ってはいけない!!!」



出来る限り大きい声を出して、芦戸君を立ち止まらせる。



一瞬で人を、僕の友人を破壊した。 怒りもあったが、その時はそれ以上に恐怖が僕を支配していた。



???「脳無・・・? 命令もなしに単独行動を・・・・・?」



黒靄が何かぶつぶつ言っている。 どうすればいい。 どうすればいい!? こんな時、委員長として僕がまず動かねばならないんだ。



しかし、身体は動かない。 このモヤならばともかく、この大男から逃げ切るのは不可能だ。 さっきの一撃も、全力で殴っていたわけではないように思える。



恐らく、広場からここまでジャンプし、宙に浮いているときに殴打したからであろう。 威力は半減し、緑谷君は取り敢えず死なずに済んだ。 が、



危機的状況であることに間違いはない。 こんな時、兄なら・・・・・!! きっと、そうする。 まず相手を観察し、有効な策を考えるのだ。


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