提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」
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334: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/06(日) 13:49:13.07 ID:CMGzOv6k0
ー 夜 ー
憲兵「…珍しいでありますな。…自分のことを部屋まで呼びつけるとは…。何かありましたか?」
提督「…そろそろ潮時だと思ってな…」両手差し出し
憲兵「…どういうおつもりですか?」
提督「当初の予定通りさ。…艦娘たちの間は、確かに強い絆と友情で結ばれているのを今日のライブでも確認できた。…もう彼女達にクソ提督は必要ないだろう。…頃合いだ」
憲兵「…」
提督「今まで協力してありがとう。…お前の評判も私のせいでずいぶん下げることになってしまった…。…だから最後は、お前の手で私を捕まえて、せめて汚名を返上してくれ」
憲兵「何を言っているのでありますか…?。私は最初に言った通り。罪を犯したなら捕まえる。犯してないなら捕まえない。…それを忠実に行っただけです」
提督「…」
憲兵「あなたは今までの任期中、何も罪を犯してない。…私の評判がさがろうが、これは事実です」
提督「…すまない…」
憲兵「謝らないでください提督殿…。…それで、本当にここを去るおつもりですか…?」
提督「あぁ。クソ提督は憲兵に逮捕され追放。後任の優しい提督が後を継ぎ、鎮守府は幸せないい鎮守府になりましたでめでたしめでたし。…すべて俺の筋書き通りだ」
憲兵「ですが…それではあなたがあまりに報われないではないですか…」
提督「なーに、報われないのはあの子達だろ?…戦場に立ち続けなければならない宿命を、あんな幼い体で担わされるんだ…。俺一人の人生で、彼女達全員の人生が多少でもよくなるなら、安い買い物だよ」
憲兵「…」
提督「さぁ、俺を捕まえてくれ。…罪はなんでもいい。適当に、なるべく大罪で。…よろしく頼む」
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