提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」
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13: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:49:45.38 ID:W28dYlD9O
ゆえに、その存在は希少。
どこもかしこも戦力不足で悩まされる我が国は、当然。
艦娘になりたいと、この海を守りたいと志願するものだけを採用していたら、すぐに戦力不足に陥ってしまう。
14: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:50:30.94 ID:W28dYlD9O
『きっと私は地獄に落ちるだろう。だが…。100年先の未来にもこの国を残すために、私の行なっていることは、間違っているが、間違っていないと私は信じている…』
自分がこれから着任する鎮守府の艦娘は。
そうした、戦う気のなかった、ならざるを得ない状況に追い詰められた、海になんて興味もなく戦う理由も見出せない、そんな少女たちが集まる鎮守府だそうだ。
15: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:51:19.75 ID:W28dYlD9O
私は鎮守府に着任する前に、着任する予定の鎮守府の視察を行った。
案の定、状況は最悪だ。
戦う意味を見出せない艦娘達に戦闘意欲はなく。
16: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:52:00.01 ID:W28dYlD9O
提督に褒められたい一心で。
先陣を切り、怪我をする者。
功を焦って、被弾する者。
武功を取り合って、争う者。
17: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:52:40.93 ID:W28dYlD9O
結果は劇的。
効果は抜群。
最悪の提督として君臨した私に。
18: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:53:17.90 ID:W28dYlD9O
提督「だが、やはりつらいな…」
年端もいかぬ少女に無茶な命令をし、恐ろしい提督として君臨し続けなければいけない私。
あぁ、そうだ。
19: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:54:05.79 ID:W28dYlD9O
五月雨「…提督?」
提督「うおっ!?…ノックをしろといっているだろう。…五月雨か」
五月雨「潜水艦の50回分の出撃記録です」
20: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:54:42.85 ID:W28dYlD9O
扉から出ていく五月雨を見送る。
私がクソ提督で居続けることができるのも彼女の存在が大きい。
私が言った無茶な命令や暴言を、彼女が裏で今回の潜水艦達へ行ったようになんとかする。
21: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:55:24.99 ID:W28dYlD9O
天龍「…おいこら。テメー、今五月雨に何をした?」
提督「なぜノックするという文化を享受できないほど低脳なんだ貴様らは」
天龍「答えろ!!毎回、五月雨を呼びつけやがって何をしてやがる!!あいつに提督のことを聴いても不明瞭な答えしか返ってこねぇ!!…大方、弱みを握ってつけこんでいるんだろう!!」
22: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2016/11/04(金) 18:55:58.67 ID:W28dYlD9O
天龍「…五月雨だけじゃねぇ。他のガキどもにも手を出したら、ただじゃおかないからな…!!!」
扉を蹴破るように天龍は出ていく。
23:名無しNIPPER[sage]
2016/11/04(金) 18:56:09.41 ID:IgqTwTtAO
形振り構わず素体用意しなきゃならんような状況なのに使い潰すような扱いて……無能しかいないんか(呆れ)
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