多分、素直になると、死んでしまう病気(艦隊これくしょん)
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146: ◆yJGN1SPTmzFo[sage saga]
2019/03/11(月) 00:45:16.89 ID:n52VVqhm0
叢雲「艦娘も、それを率いる司令官も、一つの役割を終えたんだから。存続させておくのは社会にとってのコストよ」

叢雲「いきなり放り出されてから後悔したら遅い。ちゃんと考えておかないと」

「そうですね。未来を思い描く……曙だったころの私には想像もできなかった」

「だから私は、艦娘をやめたんでしょうね」

満潮「………………」

満潮「……え? どうかしたのか、って? 別に……」

満潮「……いや、今更よね。遠慮する必要もないわ。このメンツに」

叢雲「なに? どうしたのよ」

満潮「ねえ、二人とも」

叢雲「ん?」

「なんですか?」

満潮「艦娘には……未来がないと思う?」

――満潮の問いかけに、思わず三人で顔を見合わせる。

――確かに、叢雲や彼女の言葉は、そういう結論に繋がっていたように思えたかもしれない。

――叢雲は、少し考えて答えた。

叢雲「そうは言ってないけど。どうなるかはわからないとは思っている」

「確かに。でも、どうなるかわからないのは、みんな同じですよね」

「私が艦娘をやめたのは単に、私の限界だったんだから」

満潮「なるほど、ね」

――満潮が頷いて、立ち止まった。

――その視線の先には、空と海の境がある……

満潮「それなら私は、今のまま、艦娘のまま、もう少し先を見てみたいと思う」

「満潮……」


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