多分、素直になると、死んでしまう病気(艦隊これくしょん)
↓
1-
覧
板
20
134
:
◆yJGN1SPTmzFo
[saga]
2018/11/28(水) 02:28:32.79 ID:zoEtQxJs0
叢雲「な、なによ!?」
叢雲「……言いたいことがあるなら言え、って!? 別にないわよそんなもの!!」
叢雲「何でもないって言ったでしょ! だから本当に……
叢雲「何、でも…………ないの」
叢雲「本当だから……離してよ……」
叢雲「お願いだから……」
叢雲「………………」
――叢雲は弱々しく、うつむいている……
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「あのさ」
叢雲「私、アンタのことが好きなの」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「なんか言いなさいよ」
叢雲「……どうなのよ。私のことを好きになったとか、全然好きになってないとか、何かあるでしょ」
叢雲「……わからない? またそれ?」
叢雲「……ダメだからね、私に言わせたのはアンタなんだから。もう誤魔化させないんだから」
叢雲「ほら! 言いなさいよ!」
――叢雲は傘を落とし、両手で自分の頬をつねり、ひっぱりはじめた……
――こちらを見上げる叢雲の顔は、怒り顔だ。
――顔に雨が落ちて、目元から流れている……
叢雲「……言ってよ。……言ってったら」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「……言えないの……?」
叢雲「………………」
叢雲「………………」
叢雲「そう。わかった」
――叢雲は手を離して、傘を拾った。
叢雲「…………はあ。スッキリした」
叢雲「大丈夫よ。私は曙みたいにはならないから」
叢雲「言葉を探してるんじゃなくて、本当に言えないだけだってことも、わかった……だから、大丈夫」
叢雲「じゃ、帰るわよ。司令官」
――叢雲と、無言で雨の中を並んで歩いた……
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
153Res/72.64 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
多分、素直になると、死んでしまう病気(艦隊これくしょん)-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476636126/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice