20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/27(火) 23:20:10.97 ID:rVlECByV0
―――――場所は変わって、とある岬
そこには一人の男と、
それを取り巻く3人の女性と、
崖っぷちに立つ男がいた。
「・・・準備はいいか?」
「・・・いつでも」
と、次の瞬間
シュバッ
バギャァ―――ッ
なんと、崖っぷちにいた男が飛び降りた
「きゃああ―――ッ!」
「危ないッ!!」
「よけてェ!!」
「・・・」
その下には、とがった鋭い岩があり
刺さる直前であった。
しかし、その男は刺さる直前になんと、
ドバァ―――ッ
ドロドロに溶けて油のようになってしまった
バシャァ
油状になったおかげで男は助かり、ゆっくりと岩を伝って水に流れていく
ヌルヌル
男「オーイッ!ミキタカーッ!大丈夫かーッ!!」
ミキタカ「ええ、刺さる寸前に「オリーブ油」になりましたから」
「良かったァ〜」
「ダメかと思ったわ!」
「無事で良かったわ、ネッ!裕ちゃん!」
裕ちゃん「ああ、やっぱり・・・
「ボヨヨン岬」なんてのはただのうわさ話か・・・」
「ボヨヨン岬」
杜王町市街地から北東にある別荘地帯の海に面した崖っぷちの名所。
とがった岩が顔を見せている。
漁師が偶然見かけた「自殺しかけた若い女を岬の岩はやさしくボヨヨンとはじき飛ばした」
といううわさ話から名所として広まった。
地元の漁師たちには無事を祈って「神の岬」としてお祈りされている。
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