68:名無しNIPPER[saga]
2016/09/20(火) 20:59:59.58 ID:vBdGE3T40
そして梯子を登りきったソラールは、鐘の前に立った。
しかし鐘を鳴らそうとはしない。
ソラール「俺はおかしくはなっていない」
ソラール「不死の使命は、不死一人につき一つ与えられるが、皆同じだ」
ソラール「鐘を鳴らし、使命の中身を知る事」
ソラール「この地の時は歪んでいる。いや、もしかすると同じような世界が無数に連なっているだけかもしれないが…」
ソラール「ともかく、使命を継げる不死は、一つの時間に一人だけだ」
ソラール「俺は亡者にはなっていない」
ソラール「なっていないが……コレは大変な事だぞ…コブラ…」
ソラールの目の前の鐘は、大きく歪んでいる。
鐘を揺らすための仕掛けも破壊されており、釣鐘を下げる屋根の四辺は削れている。
ソラールの足元には短い青銅製の棒が落ちており…
ソラールの目の前には、拳の形の窪みを持った、ひび割れた釣鐘がぶら下がっていた。
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