275:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 23:14:52.49 ID:dcY0oEoX0
コブラ「あらら…」
レディ「大丈夫なの?」
ジークマイヤー「峰打ちだ。私はカタリナの騎士だぞ?騒いだからと言って叩き斬る東国の騎士達とは違う」
ローガン「」
ジークマイヤー「…も、もしかしたら死んでいるかもしれんが、心配ない!死なんから不死なのだ!」
ビアトリス「先生が亡者にでもなれば、貴公、分かっていような」
ローガン「」ピクピク
ジークマイヤー「よ、よし!ほれ見たことか!」
コブラ「こりゃ痙攣だぜ。プレートで固めた拳で殴ったりするからだ」
レディ「もうめんどくさいわ。貴方がやったんだから貴方が担いでね」ポイッ
ジークマイヤー「ちょっ、お、おい」ドサッ
レディ「ついてくるんでしょ?文句言わないの。それに他に行くところもないのではなくて?」
ジークマイヤー「………う、うむ」
コブラ「あーあ、こりゃまた前途が暗いねー…」
負傷者を一人抱え、四人はコブラのワイヤーフックを頼みに、壁を進む事にした。
その様をコブラは「ターザン」と言い、レディは「スパイダーマン」を例に出したが、三人の不死には何も分からなかった。
一人は意識が無く、残りの二人には余裕が無かったのだから。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
ジークマイヤー「だああああああああああああああ!!!」
ビアトリス「とっ、とめろ!!何やってる!!」
コブラ「ヒャッホーイ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
スタッ
コブラ「到着だ。シートベルトは外していいぜ。ところでここはどこだ?」
ビアトリス「訳もわからず飛んでいたのか!!?」はぁはぁ
コブラ「だってワイヤーフックだもぉん。地形をてっとり早く把握するには地形の最頂部に行く必要があるが、それをワイヤーでやるには壁を蹴って遠心力を生まなきゃならない。そのGに怪我人を背負った重装備のこいつは耐えられないぜ?」
ジークマイヤー「………」ぜーぜー
ビアトリス「何を言っているのか全然分からん!説明してくれ!」
レディ「タマネギは皮剥いて食べましょうって事よ」
ゴロゴロゴロゴロ!!
レディ「また大岩よ!」
コブラ「全くやんなっちゃうね!走れーッ!」ダッ!
ビアトリス「あーもうっ!」ダッ!
ジークマイヤー「ちょっ…ちょっと待って…」ダッ!
蛇人「ギ、ギャギャ!」ダッ!
ビアトリス「なんだコイツ!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
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