270:名無しNIPPER
2017/08/11(金) 18:16:46.79 ID:kybEzBqc0
数分後
ローガン「」ガクガク…
ビアトリス「…という事でして、つまり、信じがたいことですが、このロードランの外には人の地の他に空間的、時間的、あるいはそのどちらにおいても無限の広がりがあり、その広がりに散らばる無数の次元から、このコブラはやって来たというのです」
ローガン「」ガクガク…
コブラ「それで本当に伝わってるのか?難しい言い回しをするから爺さんが混乱してるぜ」
ビアトリス「仕方ないだろう。私の口からでは惑星という概念すら上手く言えないんだ。大地が実を伴う巨大な球形で、それが重力だのを持ちながら互いに支えあい、空中に存在しているなど……自分で言ってても訳が分からない」
コブラ「でもこの爺さん、かなりの賢人ぶりで有名なんだろう?キミが言ってたんだぜ?」
ビアトリス「そうは言ったが…このお方なら分かると思ったんだ…」
ローガン「………」ブツブツ…
ジークマイヤー「何か呟いているぞ」
レディ「どうするコブラ?岩が転がってくる事も当分ないだろうし、放っておいても大丈夫なんじゃない?」
コブラ「だとは思うが、こっちとしても色々知りたいことがあってね。俺としては…」
ローガン「ふふ……ふほほほほほほ…」
コブラ「?」
ビアトリス「せ、先生…?」
ローガン「素晴らしい…! 礼を言うぞ…! ありがとう…! 本当にありがとう!」
コブラ「礼だと?」
ローガン「永らく考えていたのだ!ソウルの根源とその行方、生誕の由来を!無より生まれたのではない!持ち込まれたのだ!」
ビアトリス「先生なにを…」
ローガン「そうでなければ、神でさえ有限なこの世界で、普遍的なソウルと人間性の流れは生じない!双方にも力の根源が必要なはずだ!」
ローガン「そして恐らくその根源に際限はない!無限だ!我ら魔導の士は無限を探らねばならん!無限を探るのだ!それが宇宙だ!」
ローガン「コブラ!貴公は宙を行く船で宇宙を泳いだと言ったな!それゆえ己を海賊と!」
ローガン「その宇宙は深く、多くの惑星を収める深海であるのだろう!だが海がそれらを収めるなどあり得ない!海などくだらん魚しかおらんではないか!」
コブラ「そんなこと言われても困るぜ。俺は…」
ローガン「はっ!!?」
コブラ「!?」
ローガン「………」プルプルプル…
コブラ「………」
ローガン「そらだ!!!」
コブラ「………」
ローガン「宇宙は空にあ…!!」
ジークマイヤー「ふん!」ボグゥ!
ローガン「」ドサッ
ビアトリス「おい貴様!何をする!」
ジークマイヤー「ここは敵地!こんなに騒がれちゃたまらん!」
ビアトリス「………」
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