2:名無しNIPPER[saga]
2016/09/15(木) 18:05:13.88 ID:KpK00xl90
コブラ「はぁ〜あ〜…」
コブラ「……ダメだレディ。今回ばかりはお手上げだぜ」
レディ「あら、珍しいこともあったものね。いつもの貴方なら何とかなるさって言うところよ?」
コブラ「オレもそう思ってたよ。コイツを地球の美術館から盗み出す前まではな」
コブラ「実際この『古い時代の1節』については、てんで手詰まりさ」
コブラ「分かってるのはこの一文が地球で、しかも機械では計れない程の超古代に書かれたってコトと、人種や文化に関係無く、何故だか誰にでも読めるって事だけで、それ以外はサッパリだ」
コブラ「いつ、どこで、誰がなぜ書いたのか。何が記されているのか。そして何故この一文が記された金属板だけが、全く劣化せずに地球の地層奥深くに残っていたのか…」
コブラ「宇宙のありとあらゆる芸術品を知り尽くしたと思っていたんだが、そいつはとんだ自惚れだったみたいだ」
レディ「私はそうは思わないわ。 貴方に盗まれるものは、貴方の眼に適った物だけだもの」
コブラ「オレがコレに何かを感じたって?」
レディ「ええ。だから盗んだ。違うかしら?」
コブラ「いいやあ、違くないさ」
コブラ「ただ、こうまで人見知りされるのは初めてなんだ」フフッ
レディ「ようやく調子が出てきたみたいね。もうすぐ目的地よ」
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