100:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 10:55:09.03 ID:FLS1iP0M0
ビアトリス(とんだ浅知恵者もいたものだ。呪術と奇跡と魔法の違いなどそこらの子供や浮浪者でも知っているだろう?)
ビアトリス(しかもあの惚けた態度……何から何まで私を侮辱しているとしか思えん、どうせ自らの才気に自惚れて、この地に来るまで他者を見下して生きてきたんだろう)
ビアトリス「………ダメだな…何を心をかき乱されているんだ。こんな事ではこの先にいる月光の蝶に負けてしまうぞ」
ビアトリス「今の私にはソウルが必要なんだ…」
ガギーン!!
ビアトリス「!? なんだ!?」
石造りの建造物の中に、石同士が激しくぶつかり合うような音が響いた。
とっさに身構え、音の出どころへ振り向いたビアトリスの眼前には、殺到する怪物達と、それらから逃げるコブラ達の姿があった。
ビアトリスは建物の上部に位置し、コブラ達は建物の入り口付近から上部への階段を駆け登ってくる。
つまりコブラ達を追う怪物達も、ビアトリスの元へ駆け上がってくる事になる。
ビアトリス「何事だこれは!?」
コブラ「い、いやぁちょっと事故でね!わざとじゃないんだ!悪い事とは重々思うが助けてくれるとありがたいんだがね!」
ビアトリス「む、無茶を言うな!なんで私が貴公のために…」
戦士「だったら俺の為に魔法を使ってくれ!今度死んだら亡者になっちまうよ!」
コブラ「早くしてくれ!今助けてくれたら生きてる間中は感謝するぜ!悪い話じゃないだろ!?」
ビアトリス「それじゃあさっきの暴言について訂正してもらうぞ!訂正すると誓うなら助けてやる!」
コブラ「訂正する訂正する!このコブラ、マーリンの弟子にだってなってやるぜ!」
ビアトリス「いいだろう!その約束忘れるな!」シュイーン!
バシィィーーン!!
コブラの懇願を聞き届けた直後に、ビアトリスは杖を高く上げ、先端から握り拳大の青い閃光を放った。
放たれた閃光は石の衛士の一体の頭を砕き、無力化した。
ボン! ボン! ドン!
次に一回り小ぶりな小球を矢継ぎ早に打ち出し、草のヒトガタを次々と砕いていく。
その間にも二体目、三体目の石の衛士が迫るが、そこでもビアトリスは冷静だった。
ヒュオオオ…
複数の小球を生成して、自身の周囲に浮遊させた後、最初に放った一閃を放つ。
バシャアアン!
その一閃を受けた二体目の石の衛士は、胴体に穿たれた穴からソウルを吹きながらくずおれる。
その二体目を踏み越えて切り込んでくる衛士は…
ドボボボボン!
浮遊していた小球に一斉に貫かれ、力尽きた。
レディ「凄いわね……」
コブラ「ああ。俺たちの世界のそこらの傭兵なんかより、よっぽど手強いぜ。想像以上だ」
コブラ「お嬢さん。よければ名前を聞かせてくれると嬉しいね。謝る時に相手の名前も知らないんじゃ、それこそ失礼だ」
ビアトリス「………私はビアトリスと言う」
コブラ「ビアトリスか、いい名前だ。さっきの炎云々についてだが、スマなかったな。悪気は無かったんだ」
ビアトリス「悪気は無い、か。あれば質が悪いし、無ければ尚の事悪い。次からは気をつけなよ」
コブラ「アイアイサー」
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